実務で役立つMovable Typeのグローバルモディファイア15選

Posted on 2021-05-16

Movable TypeにはモディファイアというものがありMTタグと合わせて記述することで出力結果を様々なかたちに変更することができます。
各MTタグで使える専用のモディファイアと、すべてのMTタグで使えるグローバルモディファイアがありますが、今回は実務で役に立つグローバルモディファイア15個を紹介します。

cat

出力内容の最後に任意の値を追加します。

・MTタグ
<mt:EntryTitle cat="です。">

・入力内容
記事のタイトル

・出力結果
記事のタイトルです。

_default

値が空になる場合に代わりに出力する値を指定できます。

・MTタグ
<mt:EntryBody _default="本文はありません">

・入力内容
-入力なし-

・出力結果
本文はありません

trim_to

値の先頭からtrim_toで指定した文字数（空白を含む）の文字を取り出します。
Movable Type5.1以降では、trim_toに”数字+文字列”と指定すると取り出した文字に加えて+以降に指定された文字列を連結して出力します。

・MTタグ
<mt:Entrybody trim_to="5">

・入力内容
tadabi tokyo

・出力結果
tadab

・MTタグ
<mt:Entrybody trim_to="5+...">

・入力内容
tadabi tokyo

・出力結果
tadab...

count_characters

1を指定すると出力する値の代わりに値の文字数（空白を含む）を出力します。

・MTタグ
<mt:Entrybody count_characters="1">

・入力内容
tadabi tokyo

・出力結果
12

capitalize

1を指定すると単語の最初の文字を大文字にその他を小文字に変更します。

・MTタグ
<mt:Entrybody capitalize="1">

・入力内容
tADABI tOKYO

・出力結果
Tadabi Tokyo

lower_case

1を指定すると値を小文字に変換します。

・MTタグ
<mt:EntryTitle lower_case="1">

・入力内容
TADABI TOKYO

・出力結果
tadabi tokyo

upper_case

1を指定すると値を大文字に変換します。

・MTタグ
<mt:EntryTitle upper_case="1">

・入力内容
tadabi tokyo

・出力結果
TADABI TOKYO

ltrim

1を指定すると値の先頭に含まれる空白文字を削除します。

・MTタグ
<mt:EntryTitle ltrim="1">

・入力内容
       tadabi tokyo

・出力結果
tadabi tokyo

rtrim

1を指定すると値の最後に含まれる空白文字を削除します。

・MTタグ
<mt:EntryTitle ltrim="1">

・入力内容
tadabi tokyo       

・出力結果
tadabi tokyo

mteval

1を指定するとMTタグを使用することができます。

・MTタグ
<mt:Entrybody mteval="1">

・入力内容
サンプルテキスト <mt:EntryTitle>

・出力結果
サンプルテキスト 2021年5月16日 10:00

nl2br

値に含まれる改行をbr要素に置き換えます。

・MTタグ
<mt:EntryExcerpt nl2br="1">

・入力内容
tadabi
tokyo

・出力結果
TADABI<br>
TOKYO

regex_replace

値に対して正規表現を利用した文字列の置き換えができます。

・MTタグ
<mt:Entrybody regex_replace="/tokyo/","osaka">

・入力内容
tadabi tokyo

・出力結果
tadabi osaka

remove_html

1を指定すると値に含まれるHTMLタグを除去します。

・MTタグ
<mt:Entrybody remove_html="1">

・入力内容
<figure><img src="/files/image.jpg" alt=""><figcaption>tadabi tokyo</figcaption></figure>

・出力結果
tadabi tokyo

zero_pad

値の文字数が指定された値を下回る場合に先頭から余白を0で埋めます。

・MTタグ
<mt:EntryTitle zero_pad="3">

・入力内容
1

・出力結果
001

numify

1を指定すると値に含まれる数値を3桁ごとにカンマで区切って出力します。
カンマ以外で区切りたい場合は1の代わりに文字列を入力します。
複数の数値が含まれる場合は最初に見つかった数値のみが対象です。

・MTタグ
<mt:Entrybody numify="1">

・入力内容
1234567890

・出力結果
1,234,567,890

以上です。

グローバルモディファイアは他にもあるので詳しくは公式のリファレンスを確認してみてください。
https://www.movabletype.jp/documentation/appendices/modifiers/

おしまい。

Movable Type